美味しいコーヒーの淹れ方
コーヒーをおいしく入れるコツは?
もっともポピュラーなペーパードリップのおいしい淹れ方をご紹介します。
1.ペーパーフィルターをセットする前にロトとサーバーにあらかじめお湯を注いで温めておきます。
2.ペーパーの接合部分を折ってロトにセットしコーヒーの粉を入れます。

カリタ式の場合、1杯分(約110cc)に対してコーヒーの粉10gが適量です。
1杯増えるごとにコーヒーの粉を7g〜8gずつ、追加してください。

*私の印象ですがコーヒーは目分量で塩こしょうする母親の手料理というよりは分量をしっかり量ってレシピ通り作るお菓子やケーキ作りに似ています。コーヒーの粉やお湯の量が適当だと味が毎回ばらばらになってしまいますので、ご注意ください。
3.コーヒーの粉の面を軽く平らにして、中心にくぼみを作り、ゆっくりとお湯を注いでいきます。この時のポットのお湯は沸騰した熱湯だと香りが飛んでしまうので90℃くらいのお湯がベターです。

4.コーヒーの粉全体にお湯が行き渡ったら20秒〜30秒蒸らします。新鮮なコーヒー豆はドームのように大きく膨らみます。

5.ドームの中心から10円玉くらいの大きさの円を描いてお湯をゆっくり注ぎます。このときにアリ地獄のようになってもペーパーと粉のすき間にはお湯を注がないようにして下さい。ここにお湯を注ぐとコーヒーの粉をお湯が通らずにサーバーに落ちるので薄いコーヒーになります。

6.最後にサーバの中に適量のコーヒーが落ちたらロトに残っているコーヒーは捨ててください。日本茶や紅茶は最後の一滴にうまみの全てが凝縮されているといいますが、コーヒーの場合はエグ味と雑味が凝縮されています。


後味のすっきりとしたコーヒーをお楽しみください。
エスプレッソをご家庭で簡単に飲むには?
イタリア料理やフランス料理のフルコースの最後に出てくるエスプレッソは濃い苦味が特徴です。味、コク、香りとも大変個性的なさっぱりした味覚は脂っこい西洋料理の食後に最適な飲み物です。イタリアでは各家庭に1台はあると言われるビアレッティ社のマキネッタ(エスプレッソポット)を使ったエスプレッソの作り方をご紹介します。

1.上部ポットを取り外し、バスケットを取り出し、下部ポットの安全バルブの位置まで水を入れます。

2.水の入った下部ポットにバスケットをセットしてコーヒーの粉を入れ、表面を平らにします。バスケットに入れるコーヒーの粉は深煎りのフレンチローストもしくはイタリアンローストの極細挽きを使用します。購入する時に“エスプレッソポット用で”とお伝えください。

3.コーヒーのセットが終わったら、上部ポットを右に回してきつく締めます。締め方が甘いとお湯が漏れてしまいますのでご注意ください。あまりきつく締めすぎると取れなくなりますので、おおよそ7割から8割くらいの力で締めてみてください。

4.ガスコンロに弱火でかけて下さい。ふたは必ず閉めてください。
下部ポットの底面からガスの火がはみ出さないようにしてください。


5.下部ポットの水が沸騰すると “ポコポコ”という心地よい音を立てて上部ポットのセンターコラムから連続してコーヒーが噴出します。噴出し音が終了したら出来上がりです、火を止めてください。
温めたミルクやフォームしたミルクと合わせて本格的なカプチーノやカフェラテもお楽しみください。
おうちで本格的なカプチーノが飲みたい!!
ビアレッティ社のMukka Express(ムッカエクスプレス)を使えばご自宅が本格カフェに早代わり、家族やお友達からの人気No1間違いなし!!
ムッカエクスプレスは本体上部、ヒーターユニット、じょうご型フィルター、フィルタープレート、ゴムシール、圧力バルブの6つのパーツで構成されています。

1.付属の計量カップで水を量ってヒーターユニットに入れてください。
ちなみに計量カップの上のラインは電気プレートやセラミックプレートを使用の場合、下のラインはガスコンロを使用する場合の水の量です。


2.ヒーターユニットにじょうご型フィルターをセットしてコーヒーの粉を入れます。
じょうご型フィルターに入れるコーヒーの粉は深煎りのフレンチローストもしくはイタリアンローストの極細挽きを使用します。購入する時に“エスプレッソポット用で”とお伝えください。

3.コーヒーの粉のセットが終わったら本体上部をヒーターユニットにしっかりねじ込み、圧力バルブが正しく取り付けられているか確認してから本体上部の目印のラインまで牛乳を入れてください。


4.ふたを閉めて圧力バルブのボタンを押してガスコンロにかけて下さい。
圧力バルブのボタンが上がっているとカフェラテになります。

カプチーノ

カフェラテ
ガスの火力は中火でヒーターユニットの底からはみ出さないようにしてください。

5.圧力バルブが“ポン”という音を立てて上がります。
本体上部のバルブからコーヒーが噴出してミルクを撹拌してミルクフォームを作ります。フォームが出来上がった後、約1分ほど火を止めずにおくのが、熱くておいしいカプチーノを作るコツです。


6.カップにまず液体部分を注ぎ、次にミルクフォームを入れて完成です。
別容器で撹拌したミルクフォームを後で混ぜるのではなく、エスプレッソの液体そのもので撹拌してミルクフォームを作るので、エスプレッソとミルクが分離することなく、柔らかなカプチーノの中にしっかりとエスプレッソの苦味を立体的に感じることができます。恐るべしメイド・イン・イタリー!!